「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録推進活動の一環として、宗像市の市民団体「宗像・沖ノ島世界遺産市民の会」では、オーディションで選ばれた地域の子ども達をメインとしたミュージカルを開催します。 本ミュージカルは、沖ノ島及び宗像地域の悠久の歴史を題材としたストーリーになっており、出演者の子ども達は数ヶ月に及ぶ稽古を経て本番の公演に挑みます。
市民参加型ミュージカル「むなかた三女神記」は、社団法人宗像青年会議所が、昨年度創立35周年記念事業として演劇集団フリーダムに監督・指導を依頼し、2009年に初回を開催、2012年は4回目の公演となります。
また、ミュージカルの内容は、宗像JCの活動の1つである「沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録推進運動の一環として宗像の歴史や文化を多くの方に知っていただくきっかけとなるように、沖ノ島の伝説をもとにした大人も子どもも楽しめるストーリーとなっています。
現在この宗像地区の「沖ノ島と関連遺産群」は、ユネスコ世界遺産の暫定リストに掲載されており、宗像は古代からの貴重な遺産が数多く残されている地域として、マスコミ等からも注目を浴びています。
このミュージカルは、その貴重な歴史的背景をストーリーに取り入れることで、宗像地域の素晴らしさを他地域に発信するという意義を含んでおりますとともに、何よりも、過去2回(2009、2010年、2011年)のミュージカルにおいて、参加した子供達は、短い練習期間である何ヶ月間で著しい成長をみせており、大きな教育的成果を収めている事業としても大変注目を集めています。